猫背、巻き肩。
エベレストのメンバー様でも悩んでいる方、多く見受けられます。
様々な原因がありますが、今回は皆様にぜひ実践していただきたい裏技を一つ紹介します。
「手の小指を意識して使おう!」
ベントオーバーオーイング。
懸垂。
ワンハンドローイング。
人の胸ぐらを掴むとき。
様々な場面で小指側を意識して握るんです。
そうすると、自然と背中の筋肉が使われて胸が張りやすくなります。
小指と背面の筋肉は連動している。
理学療法や多くの運動指導者で広く利用されている、アナトミートレインという概念があります。
解剖学の本は、全て”単一の筋肉”として記載されているのに対して、
アナトミートレインの概念では”全ては、筋膜を介してつながっている”とされています。
筋膜の流れは”ライン”として12個にまとめられています。
その中のディープ・バックアーム・ラインと呼ばれるラインが正に、
小指から!
上腕三頭筋を介して、
肩甲骨のインナーマッスルまで続きます。
肩甲骨インナーマッスルというのは、具体的には肩甲下筋や菱形筋といった筋群の事を指します。
この菱形筋の作用は肩甲骨の内転!
つまり収縮すると、背中が寄った形になります。
”全ては、筋膜を介してつながっている。”
だから小指に力を入れると自然と背中が寄って、
猫背・巻き肩が改善されるわけです。
難しい方は簡単チェックを!
手をだらんと下げて、まず親指、人差し指、中指の三本を握って力を込めてください。
その状態で胸を張って肩甲骨を寄せてみてください。
次に、だらんと手を下げた同じ姿勢で、小指と薬指の二本を力を込めて握ります。
その状態で再び、胸を張って肩甲骨を寄せてみてください。
いかがでしょうか。
後者の方が圧倒的に胸を張りやすかったのではないでしょうか。
現代人はどうしても親指、人差し指、中指を使いがち。
パソコン、ペン、箸に至るまで全て親指、人差し指、中指を使います。
この3本はディープ・フロント・アームライン。
親指から腕橈骨筋、上腕二頭筋、大胸筋と繋がっています。
大胸筋が収縮すると、、、わかりますよね。
内巻き肩になってしまうんです。
今日は何時間デスクワークを行いましたか?
同じ姿勢で何時間座っていましたか?
そりゃ、内巻き肩、猫背になっちゃいますよね。
出来る対策はただ一つ。
、
、
SHIFT↑とENTERを叩きまくれ。
嘘です。
日常、物を掴むときに小指から掴みましょう。
意識しづらい方は、歩くときに軽く小指側2本を握るようにしてみてください。
グッと姿勢が改善されてきますよ(*^^*)
私も、どうしても毎日ベンチプレスして、肩が内巻きになりがちで悩んでいました。
ふと、背中トレーニングで小指を使う事を強調する事を思い出しました。
日常に活かせないかと実践したところ、コレが効果てきめん!
今回テキストの再読や、アナトミートレインの文献を参考に少し深堀して記事にしてみました。
皆様の参考になりましたでしょうか(*^^*)
小指を意識して歩いて!
身体の不調を改善しましょう(*^^*)
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