ディトレーニング。
聞いたときありますか?
このディトレーニングというのは、トレーニングを中断したり、やめてしまったりする事で、高めてきた筋力や持久力が一部または全て消失してしまう現象の事を指します。
今回の2か月の休業期間にトレーニングが出来なかった方はまさに、ディトレーニングを経験している状態です。
ハッキリ言って!
継続は力なりですから、今まで高負荷のトレーニングを行っていた方は、この期間で大きく筋力を失ってしまっています。
4週間以上のディトレーニングで起こる適応。
⑴VO2maxの低下、主に末梢系の不適応。
要は心肺機能が低下して、手足や顔などの末端の毛細血管が減ったという事です。
ほっとくと浮腫みやすい体質のままになってしまいます。
⑵筋グリコーゲン量の低下
筋肉内に蓄えられる糖質量が減ったという事。
蓄えられない、使われない糖質はどうなるんでしたっけ?
はい、内臓脂肪でしたね(;゚Д゚)
⑶筋線維組成の変化(速筋線維IIaからIIbへ筋線維タイプの移行)
Ⅱ型筋繊維はいわゆる、”速筋繊維”です。
Ⅱaはトレーニングによって本来瞬発的な性質を持つⅡbが、トレーニングによって持久力を兼ね備えた性質に進化したものです。
これが、元の瞬発力だけに特化した筋繊維に戻ってしまうという事です。
⑷筋力の低下(筋横断面積の減少)
純粋に筋肉が小さくなり、基礎代謝が大きく低下します。
また、著しい筋力低下は、日常の不活動を招きます。
歩くのが億劫になり、ますます筋力低下という負のスパイラルに。
⑸持久性パフォーマンスの低下。
これも⑴と重複しますが、心肺機能の低下から末梢の毛細血管の減少。→全身持久力の低下→
筋繊維の毛細血管の減少→筋持久力の低下。
このような負のスパイラルを辿ります。
これも不活動に繋がり、ほっとくとどんどん痩せづらく太りやすい体質になっていきます。
感染拡大防止はもちろん徹底!
でも運動しないと違う病気になってしまいますよ。
リ・トレーニングしよう!
ディトレーニングと対になるのがこのリ・トレーニング。
リトライって言うでしょう?
ハッキリ言って、長期のディトレーニングを入れるより、継続してトレーニングしたほうが圧倒的に成果が出ます。
じゃなきゃ、アスリートが日夜弛まず練習しないでしょう?
超上級アスリートが、意図的にディ・トレーニングして先ほどの⑶筋線維組成の変化(速筋線維IIaからIIbへ筋線維タイプの移行)の狙う。なんてのもあります。ありますが、健康目的の皆様には関係のない話です。
甘い言葉に騙されてはいけません。
もう過ぎ去ったディトレーニング期間はこのご時世です。
誰も悪くないし、仕方がありません。
具体的なリトレーニング方法。
さくっと書きます。
①初めてトレーニングを行った時と
同じ強度とボリュームでリ・スタートしてください。
もの足りなくても仕方がありません。
②4週間から6週間を目安に計画的に元の強度に。
わからない方は、エベレスト・スタッフに聞いてください。
丁寧に案内いたします。
③まずは運動の楽しさを思い出してください。
もともと運動嫌いだった方は、そもそも運動習慣を基に戻すことが難しいはずです。
いきなり、全てのメニューをこなそうとはせずに、やりたい運動種目だけ始めればいいです。
肩ひじ張らずに、ジムに足を運ぶ。運動する時間を確保する。
ここから始めましょう(^o^)
きっとまた、だんだんと体力が戻って、活力がみなぎってきますよ!
ディトレーニングからリトレーニングは誰しも経験します。
私自身も、高校受験時、大学受験時、選手からトレーナー、起業時と数々のディトレーニングを経験しました。
そのたびに立ち上がって、間違いなく今が一番強い!w
なので大丈夫。
今すぐ立ち上がってエベレスト・フィットネスに足を運びましょう(^^)/
皆様のミット持ちを心よりお待ちしております!