なぜ一流ボクサーはゆっくり練習しているのか。
今回も少し長いリールの原文をアップします!
ーーーーーーー
なぜ一流ボクサーはゆっくり練習しているのか。
もっと手を出せ もっと追い込め 速く強く打て
多くのボクサーは、ただそれだけを言われてきたのでは?
本当にこれで、うまく強くなれるのか?
フロイドメイウェザー
サウルアルバレス
ワシルロマチェンコ
井上尚弥
マニーパッキャオ
多くの一流ボクサーのトレーニングを見ていると、全員が共通して取り入れている”ある練習”に気づくはずです。
『ゆっくりの練習』
「ゆっくりの練習」これは専門用語でいうモーターラーニングというもの。
脳と身体に正確な動きを刻むために最も効率的な方法です。
1.正しいフォームの獲得
スピードを落とす事で、細かい体の使い方や伝達を意識的に確認。
世界一練習すると自らが豪語するフロイドメイウェザー 選手。
あれだけ美しい動きなのは、このゆっくり練習と圧倒的な意識と反復によるものでしょう。

2.運動記憶の定着(ニューロン回路の強化)
ゆっくり反復することで正しい「動作プログラム」がクリアに保存されやすい。
井上尚弥選手のシャドーボクシングも必ず基礎の確認をゆっくりから行っています。
3.フィードバック制度のアップ
これは速い動きだと気づけない”微妙なズレ”をゆっくりによって修正出来る。
違う競技にはなりますが、イチロー選手のネクストバッターズサークル。
タイガーウッズのショット前もそれです。
ロマチェンコ選手もコンビネーションの前には必ず1回ゆっくり練習を取り入れています。
リズム・タイミングの習得
ゆっくり練習による連続した反復は動きにリズム感を持たせます。
スポーツでいうリズムは、テンポ的な意味と、1つに秩序性というものがあります。
「動作の流れがスムーズに一貫していること」 これは動きがとめどなく流動的だと言う事。
一流選手の練習はどれも見ていて、美しく心地良い。








